• 向き合う

    「やっぱり、米津玄師は最高だな」

     

    年末の紅白歌合戦でLemonを聴き終えた従兄弟は、

    うっとりとした表情で言いました。

    その言葉を聞いて僕は決めたのです。

     

    2019年こそは米津玄師と向き合おう、と。

     

    情けない話ですが、去年までは

    彼の曲をほとんど聴いたことがありませんでした。

    耳にしていたとしても、その歌い主が

    米津玄師だと認識できていなかったと思います。

    興味自体はあったんですよ、それなりには。

    でも、「じゃあ聴いてみるかな」というところまで行かなくって。

    なんだろう、なんだか気まずさのようなものがあったんですよね。

    今更かもなあ・・・という気後れというか。

    飲み会に遅れて参加してしまったせいで、

    なんとなく会話に混ざりにくい、あの時の感じ。

     

    でも、そんな気まずさ、もう気にしている場合じゃありません。

    日本中が惹きつけられてしまう魅力を、

    僕も俄然知りたくなったのでした。

     

     

    しかし、未だに僕は米津ビギナー。

    「げんし」じゃなくて「けんし」だということに、

    つい最近気がついたくらいには初心者であります。

    従兄弟も「げんし」って呼んでいたのは気にしない。

     

    いい曲ばかりだと思うんです。すごく。

    けれど、どうにも気分が乗り切らない。

    無理をしてまで好きになる必要はないとは思いますが、

    ちょっと悔しい気持ちになります。

    誰かが良いと言ったものについて、

    僕はきちんとその良さをわかりたいのです。

    だって、勿体ないじゃないですか。

     

    次に従兄弟に会うまでには、

    せめて中級者くらいにはなっていたいです。

    いやまてよ、中級者ってどれくらいからだろう?

    カラオケである程度歌えるレベル?

    だとしたら歌が下手な僕にはむずかしいぞ・・・。

    ちなみに、先日カラオケに行ったので履歴を見たところ、

    5曲に1曲くらいの割合で米津玄師が歌われていました。

    ハチ名義のものも含めると、もっと多かったです。

    LemonのPVが3億再生突破したのも納得ですね。

     

     

    ボーカロイドの話の時も感じましたが、普段の生活で、

    10代の子から何に興味があるのかを聞ける機会はなかなかありません。

    まだギリギリ相手をしてくれている内に、

    フレッシュな感性をなるべく多く教えてもらっておこうと思います。

     

    ちなみに、紅白見ながらユーミンを激推ししたんですが、

    「知らない」「わからない」「興味ない」

    といった感じの反応でした。きびしいぜ若人。

    どうやら、僕から彼に教えてあげられることはなさそうです。

     

     

    それでは、今回はここまでで。

    今年もコピペを、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 次の明るいほうへ

    先日、お風呂場の電球を交換しました。

    最初は前と同じ白熱電球にしようと思っていたのですが、

    家電屋の店員さんが熱心にすすめてきたので

    LED電球にしてみたんです。

     

    LED電球って、思ったよりも高いんですね。

    白熱の大体3倍くらいしました。

    その分、明るいし長持ちするとか。

    店員さんが言うには、10年くらいは持つらしいです。

    それだけ持つなら、しばらくは買い替える必要はないなあ。

    というか、自分が引っ越した後でも余裕で大丈夫そうです。

     

    僕が買ってきたLED電球が、

    次に引っ越してきた人を明るく照らすかもしれない。

    まったく見ず知らずの人を。

    顔を洗う時も、歯を磨く時も、お風呂に入る時も。

    10年も持つんだから、その人は電球を替える必要がないかも。

    実質、僕のおかげでその人は楽をできるというわけだ。

    そう考えると、ちょっと良いことをした気がします。

    完璧に僕のエゴなんですけども。

     

    今やどこにでも使われるようになったLED電球。

    先日行った結婚式場でも使われていました。

    礼拝堂は真っ白い明かりで満ちていて、なんとも厳かな雰囲気でした。

    これが白熱電球だと、ちょっと印象が変わるんでしょうね。

     

    ちなみに参加したのは弟の結婚式なんですが、

    不覚にも泣いてしまいました。

    ムービーで小さい頃の弟の写真が

    次々と出てきた時が、特にやばくって。

    あれはずるいでしょう、泣くに決まっています。

    あーあ、あんなに小さかったのになあ。

    いつの間にか自分よりも大きくなって、今では・・・。

    目が隠れるくらい前髪を伸ばしていて助かりました。

     

    実家の洗面台は、ちょっと明かりが暗めでした。

    その暗い洗面台を、二人並んで使っていたことを覚えています。

    顔洗うの下手だったんですよね、弟。

    手ですくった水が、顔に到達するまでにほぼ落ちちゃっていました。

    あんなに顔洗うの下手な人は、なかなか見たことありません。

    まあ、今はどうなのかは知りませんけれども。

     

     

    さて、今年の更新はこれが最後です。

    平成も最後ですね。

    2019年は輝かしい一年になるといいなあ。

    なんとなくですけど、次の年号は

    光とか明かりを感じさせるものになる気がするんですよ。

     

    それでは、よいお年を!

  • 機械的なもの

    Apple Musicがすごく良い件について。

    先月もiPhoneを欲しがっていたりして、
    まるでAppleの回し者だなって思いますが、
    本当に便利だし、楽しいんですよ。
    たいていのアーティストの曲が聴けちゃいますし、
    プレイリストも豊富に揃っていますし。
    最新リリースの情報が手に入るのも、地味に嬉しいポイント。
    音楽サイトや雑誌などを漁らなくても、
    Apple Musicを開くだけで注目のアーティストや曲がわかります。
    毎月1000円弱のお金が飛んでいくのは痛いですが、
    アルバム一枚で3000円くらいするのを考えると
    むしろ安く感じるから不思議です。

    というわけで、最近は新リリースされたアルバムを
    片っ端から流しながら仕事をしているのですが、

    ちょっと気になったことがありまして。

     

    なんだか、機械みたいな歌い方している人、多くないですか。

     

    聴いている曲のジャンルが偏っているからなのかもしれません。
    ただ、それにしても多いなあという印象を受けました。
    ちなみにPerfumeのような声の加工は、
    オートチューンというソフトウェアを使えばできるらしいです。
    スマホアプリにもあるんですって。

     

    音楽で機械というと、初音ミクを思い出します。
    ボーカロイドって出始めの頃は
    機械っぽい歌い方がちょっと気になっていたんですが、
    今ではもうかなりスムーズに歌うようになっているんですね。
    むしろ、ちょっと機械感があったほうが
    個人的には好きになっていたりします。

     

    中学一年生の従兄弟は、今いちばん好きな曲は
    初音ミクが歌っている曲だ、と言っていました。
    「最近はどんな音楽聴いてるの?」と質問したら、
    サッとタブレットを取り出して何かしらのアプリを起動、
    スイスイッと操作して曲を鳴らしてくれました。
    うーん、THE現代っ子。
    ちなみに、ボカロソングはあまり知らないと言ったら、
    「信じられない!」とバカにされてしまいました。
    ひどい話ですよ。
    くやしいので、Apple Musicを駆使して
    初音ミクの唄をしばらく聴きまくることにしました。

     

    コピーを書くAIが研究されていますが、
    ボーカロイドのことを考えると、
    なんだか自然な流れのように感じてきました。
    いつか、作曲もぜんぶ機械がやってくれるようになるかも。
    いやもう存在しているのかな。
    機械がつくって、機械が歌う・・・なんて時代が来たりして。

     

    機械がつくろうが良い曲は良いんだろうし、
    AIが書いていても、良いコピーは良いはず。
    最先端にいる人間じゃないので
    未来がどうなるかはわかりませんが、
    機械的なもの達をうまいこと取り入れて
    生きていきたいものです。


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  • 後悔はしたくない

    その日は、どうしてもカツが食べたかった。
    仕事をしながらも、口の中はすでにカツ。
    昼になった瞬間に会社を飛び出し食べに行くはずだった。
    
    けれど、世の中そんなにうまくはいかない。
    その日に限って、やる事がなかなか終わらない。
    ようやく一段落して会社を出る頃には、14時を過ぎていた。
    行こうと思っていたお店のランチ営業は、とっくに終わっている。
    さてどうしようと考えながら歩いていると、
    道端に「ミラノ風カツレツ」と書いてある看板を見つけた。
    カツ食えるじゃん!
    「レツ」部分にちょっと引っかかりながらも、いそいそとお店に入った。
    
    
    席に座って10分ほどで運ばれてきたのは、
    予想していたカツとは違うものだった。
    やけに薄くて、少し大きめの皿の上に、のっぺりとのっかっている。
    そして、肉の上には溶けたチーズがたっぷり。
    これにレモンを絞って食べるらしい。(この味付けの仕方がミラノ風?)
    
    食べてみると、当然のことながら美味しい。
    自分の求めていた揚げてある肉の味がする。
    ただ、どうしても一口食べるごとに
    「なんか違うんだよなぁ・・・」という思いが浮かんでしまう。
    肉を切る時にフォークを持つ人差し指が痛くなるくらい、
    肉が固いからだろうか。
    それとも、肉汁をあまり感じられないからか。
    結局、コレジャナイ感がぬぐえないまま食べ終えてしまった。

     

    調べてみたところ、日本のカツの元になったのがカツレツらしい。
    (カツレツの原型はフランス料理のコートレットだそう)
    カツの元、つまり元祖さまにたいして
    「なんか違う」は失礼だったかもしれない。
    その日の気分じゃなかった自分のせいなのに。
    カツレツには申し訳ないことをしてしまった。
    次は、ちゃんとカツレツの気分の時に食べに行こうと思う。

     

    結局、100%求めていたものを選んだほうが満足感が高いのだ。
    仕方ない時もあるかもしれないが、できる限り妥協はしないほうがいい。
    あとから悔やまなくて済む。
    そう、だから今僕の頭の中にある
    「新しいiPhone XSが欲しい」という気持ちを止めるわけにはいかない。
    ここで妥協してXRにすると、きっと後悔する。
    後悔は人生にとって毒だ。
    XSを買ったほうが幸せになれるはずなんだ。
    確かに、予算はオーバーしているけれども。
    めちゃくちゃにオーバーしているけれども。
    なんならXRすら厳しいけれども。

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  • デビュー

    しばらくお休みしていたコピペですが、

    リニューアルして帰ってまいりました。

     

    弊社デザイン&Web部隊の皆さんが

    とっても素敵なページに仕上げてくれました。

    (それぞれのブログのロゴも変わったんです)

    いやー、ありがたいなあ。

    この場を借りてお礼を。ありがとうございます!

     

    新人が加わり5人体制になったNEWコピペを、

    どうぞよろしくお願いいたします。

     

     

    さてさて。

    今回は、電子書籍についてです。

    前から気になっていて、ついにKindle買っちゃいました。

    コピペリニューアルに便乗・・・

    というわけでもないのですが、

    生活にちょっと変化を加えてみようかなと思いまして。

     

    電子書籍って、世の中的には

    もう目新しくもなんともありません。

    けれど、僕にとっては、ちょっとした革命でした。

     

    荷物になるのを気にせずに

    何冊でも本を持ち歩けるし。

    わざわざ本を取り替えるために

    カバンを開け締めしなくていいし。

    あの本どこにやったっけ?と悩むこともない。

    なにこれ、便利すぎじゃない?

    これはみんな電子書籍読むわけだ。

     

    個人的になによりも嬉しかったのは

    紙とほぼ同じ感覚で読めることです。

    思っていた以上に、ちゃんと

    「本を読んでいる」感があるんですよ。

    ページを指でつまんでめくる感覚が無いのは

    ちょっと味気ないけれど、読むだけだったら十分。

    僕はむしろ、こっちのほうが良いかも。

     

     

    ただ、良いことばかりでもなくて悩みもあります。

    買ったのはいいけれど、最後まで読まない、

    もしくはまったく読まない本が増えてしまいました。

     

    これはおそらく、タイトル買いが原因のひとつ。

    ちょっとでも気になったタイトルがあったら、

    躊躇なく購入までいってしまうんです。

    書店だったら、こうはなりません。

    タイトルでどんなに惹かれても、レジに持っていくまでの時間が

    僕を冷静にしてくれていました。

    でも、電子書籍はあっという間に購入できてしまう。

    どれだけ積読しても、積まれた本の量が

    目に見えないからなんとなく罪悪感も薄いしね。

     

     

    いや、まてよ。

    これは電子書籍のせいだけじゃないかも。

    むしろ、僕自身の問題もあるかもしれません。

     

    気になる名前のものがあると、

    ついつい手を出してしまい。

    そして、本来ならしなくてよかった失敗をしてしまう。

    という悪い癖が僕には昔からあります。

     

    先日も、飲みたくもないのに

    ゴッドファーザーというカクテルを

    注文してしまい酷い目にあいました。

    店員さんを呼ぶまでは

    ファジーネーブルにしようと決めていたのに。

    注文する瞬間、とっさに変えてしまいました。

    だって、あまりにも味の想像がつかなかったから・・・。

     

     

    (主に自分のせいで)問題も発生してはいますが、

    思っていたよりも、して良かった電子書籍デビュー。

    やっぱり紙が最高!

    と急に言い出すかもしれませんが、

    それまではkindleを使い倒してみようと思います。