• 初手

    新元号が発表されましたが、

    「そんなの関係ないよ」と言わんばかりに、

    いつもと同じような春がやってきています。

    桜はもうだいぶ散ってしまったけれども、

    未だにキレのいい寒風が吹いているのは、なんとかしてほしい。

    いつまで僕はマフラーをしていればいいんだ。

     

    令和。

    第一印象は「かっこいい」でした。

    全体の響きもですが、頭文字がRなだけで、

    どこか垢抜けている印象を受けませんか?

    これまでに使われたことのない新人「令」と、

    20回も使われている大ベテラン「和」の

    組み合わせっていうのも、グッとくるポイントです。

    キン肉マンと、その師匠であるキン肉マングレートが

    タッグを組んだ「マッスルブラザーズ」みたいだ。

    万葉集が元だっていうのも、趣があっていいですね。

    ちなみに、万葉集には桜よりも梅の花の歌が多いそうですよ。

     

     

    さて。令和1年が始まってしまうわけですが、

    できることならスタートダッシュを決めたい。

    せっかくの機会なんでね、ちょっと気合を入れ直したいわけですよ。

    コピー100本ノックとか、毎日したい。

    何事も始まりが大切ですからね。

     

    4月から一人暮らしを始めている人たちも多いと思います。

    僕も大学進学を機に一人暮らしを始めたのですが、

    失敗したな…と後悔していることがあります。

    それは、メタルラックを買ったこと。

     

    メタルラック、便利ですよね。

    収納力は抜群だし、組み方を変えれば、

    部屋のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。

    ただ、残念なことに圧倒的にダサい。

    今だったらおしゃれなものが売っているのかもしれません。

    しかし、僕が買ったのは、柱も網の部分も銀一色の無骨なやつ。

    買ったのは地元のホームセンター。

    いや、なんでそんな所で買ったんだよ…。

    センスのない僕がどうあがいても、

    こいつをどうにかするのは無理でした。

     

    あれから何度か引っ越しをしましたが、

    僕の部屋は昔と変わらず垢抜けないままです。

    きっとそれは、初手メタルラックだったから。

    今年から一人暮らしを始める方には、

    「初手メタルラックはやめたほうがいいよ」

    と声を大にして言いたいです。

     

    …平成最後の投稿がこんな内容でいいのか、

    ここまで書いてきてちょっと不安になってきました。

    でもまあ、いいですよね。

    これまでと変わらない感じで、

    平成を見送ってやろうと思います。

     

     

    では来月。

    新たな年号のもとでお会いしましょう。

  • マスク

    恵比寿映像祭に行ってきた。
    その名の通り、恵比寿で年に一度開催される
    展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、
    関連イヴェントなどによって複合的に構成する、
    映像とアートの国際フェスティヴァル(公式サイトより抜粋)だ。
    会場の東京都写真美術館には、JRの駅からつながっている通路を通って行く。
    多少距離はあるが、途中に動く歩道があるのでそこまで時間はかからない。

     

    僕はこの道がけっこう好きだ。
    まず、動く歩道を思う存分満喫できるのが良い。
    ここまで長い動く歩道がある場所は、あまり見かけないように思う。
    そして、エスカレーターに乗っている間に延々と続くビールの広告。
    これがまた良い。
    ビール、ビールと来て、またビール。
    圧倒的なビール推しがたまらない。

     

    映像祭の展示は、例年通りおもしろかった。
    テーマが『トランスポジション 変わる術』という少し難解なものだったので
    ちゃんと理解できているか不安もあるが、
    どれも気になるものばかりだった。特に

    『亡くなった人をロボットに憑依させて49日を過ごすプロジェクト』

    が印象に残っている。
    pep○er君のようなロボットに故人の顔の映像を貼り付けて、
    事前に録音しておいた音声にあわせて動かせる・・・。
    不気味だしロボット特有の違和感は拭えなかったが、
    可能性を感じさせるプロジェクトだった。

     

    展示以外にも気になったことがあった。
    マスクを付けている人が沢山いたことだ。
    時期的なことも関係しているだろうが、それにしても数が多い。
    きっと、狭い空間の中に長時間いるから気を使ってのことなんだろう。
    かく言う僕も、ちゃっかりとマスクを着用していた。

     

    マスクというと、中学の頃の同級生S君のことを思い出す。
    S君はクラスのやんちゃグループに所属していたが、
    決して不良という感じではなかった。
    少し大人しめで、いじられ役で、
    クラスの中でも愛されていたキャラだったように思う。

     

    しかし、中学校を卒業してから2年。
    久々に見かけた彼の姿は、もはやヤンキーそのものだった。
    ピンクのキ○ィーちゃんの健康サンダル。
    上下だぼだぼのスウェット。
    そして・・・口元にはマスク。

     

    そのマスクはただのマスクではなかった。
    なんと、日の丸が書いてあったのだ。
    赤いマジックで塗りつぶされた赤い丸が、
    彼のちょうど口部分に重なっていた。
    彼には申し訳ないが、ダサすぎて僕は言葉を失った。

     

    「よう!久しぶり!」
    S君が声をかけてきたが、マスクが気になってしょうがない。
    どうして日の丸なんかを・・・。
    ワルぶるにしても、もっとこう、他のモチーフがあったんじゃないか。
    しかも、よく見たら日の丸が微妙に歪んでいた。
    ガーゼにマジックのペン先が引っかかって
    思うように丸が描けなかったのだろう。
    そこで僕はわかってしまった。
    きっとS君は、がんばって日の丸を塗りつぶしたのだ。
    きれいな丸になるように、裏写りしないように、慎重に、慎重に。
    その姿を想像していたら、なんだか無性に切なくなってしまった。

     

    「じゃっ!今から集会があるから!」
    そう言うと、S君は仲間らしき者たちと共に去っていった。
    あれから一度も彼に出会ったことはない。
    もしかすると、あの日の丸マスクは
    S君にとっての「変わる術」だったのかもしれない。
    マスクを付けることで、過去のいじられキャラを捨て、
    新たなヤンキーポジションを獲得していたのではないか。
    今、どこで何をしているかわからないが、
    きっとS君はたくましく世の中を生き抜いているに違いない。

  • 向き合う

    「やっぱり、米津玄師は最高だな」

     

    年末の紅白歌合戦でLemonを聴き終えた従兄弟は、

    うっとりとした表情で言いました。

    その言葉を聞いて僕は決めたのです。

     

    2019年こそは米津玄師と向き合おう、と。

     

    情けない話ですが、去年までは

    彼の曲をほとんど聴いたことがありませんでした。

    耳にしていたとしても、その歌い主が

    米津玄師だと認識できていなかったと思います。

    興味自体はあったんですよ、それなりには。

    でも、「じゃあ聴いてみるかな」というところまで行かなくって。

    なんだろう、なんだか気まずさのようなものがあったんですよね。

    今更かもなあ・・・という気後れというか。

    飲み会に遅れて参加してしまったせいで、

    なんとなく会話に混ざりにくい、あの時の感じ。

     

    でも、そんな気まずさ、もう気にしている場合じゃありません。

    日本中が惹きつけられてしまう魅力を、

    僕も俄然知りたくなったのでした。

     

     

    しかし、未だに僕は米津ビギナー。

    「げんし」じゃなくて「けんし」だということに、

    つい最近気がついたくらいには初心者であります。

    従兄弟も「げんし」って呼んでいたのは気にしない。

     

    いい曲ばかりだと思うんです。すごく。

    けれど、どうにも気分が乗り切らない。

    無理をしてまで好きになる必要はないとは思いますが、

    ちょっと悔しい気持ちになります。

    誰かが良いと言ったものについて、

    僕はきちんとその良さをわかりたいのです。

    だって、勿体ないじゃないですか。

     

    次に従兄弟に会うまでには、

    せめて中級者くらいにはなっていたいです。

    いやまてよ、中級者ってどれくらいからだろう?

    カラオケである程度歌えるレベル?

    だとしたら歌が下手な僕にはむずかしいぞ・・・。

    ちなみに、先日カラオケに行ったので履歴を見たところ、

    5曲に1曲くらいの割合で米津玄師が歌われていました。

    ハチ名義のものも含めると、もっと多かったです。

    LemonのPVが3億再生突破したのも納得ですね。

     

     

    ボーカロイドの話の時も感じましたが、普段の生活で、

    10代の子から何に興味があるのかを聞ける機会はなかなかありません。

    まだギリギリ相手をしてくれている内に、

    フレッシュな感性をなるべく多く教えてもらっておこうと思います。

     

    ちなみに、紅白見ながらユーミンを激推ししたんですが、

    「知らない」「わからない」「興味ない」

    といった感じの反応でした。きびしいぜ若人。

    どうやら、僕から彼に教えてあげられることはなさそうです。

     

     

    それでは、今回はここまでで。

    今年もコピペを、どうぞよろしくお願いいたします。

  • 次の明るいほうへ

    先日、お風呂場の電球を交換しました。

    最初は前と同じ白熱電球にしようと思っていたのですが、

    家電屋の店員さんが熱心にすすめてきたので

    LED電球にしてみたんです。

     

    LED電球って、思ったよりも高いんですね。

    白熱の大体3倍くらいしました。

    その分、明るいし長持ちするとか。

    店員さんが言うには、10年くらいは持つらしいです。

    それだけ持つなら、しばらくは買い替える必要はないなあ。

    というか、自分が引っ越した後でも余裕で大丈夫そうです。

     

    僕が買ってきたLED電球が、

    次に引っ越してきた人を明るく照らすかもしれない。

    まったく見ず知らずの人を。

    顔を洗う時も、歯を磨く時も、お風呂に入る時も。

    10年も持つんだから、その人は電球を替える必要がないかも。

    実質、僕のおかげでその人は楽をできるというわけだ。

    そう考えると、ちょっと良いことをした気がします。

    完璧に僕のエゴなんですけども。

     

    今やどこにでも使われるようになったLED電球。

    先日行った結婚式場でも使われていました。

    礼拝堂は真っ白い明かりで満ちていて、なんとも厳かな雰囲気でした。

    これが白熱電球だと、ちょっと印象が変わるんでしょうね。

     

    ちなみに参加したのは弟の結婚式なんですが、

    不覚にも泣いてしまいました。

    ムービーで小さい頃の弟の写真が

    次々と出てきた時が、特にやばくって。

    あれはずるいでしょう、泣くに決まっています。

    あーあ、あんなに小さかったのになあ。

    いつの間にか自分よりも大きくなって、今では・・・。

    目が隠れるくらい前髪を伸ばしていて助かりました。

     

    実家の洗面台は、ちょっと明かりが暗めでした。

    その暗い洗面台を、二人並んで使っていたことを覚えています。

    顔洗うの下手だったんですよね、弟。

    手ですくった水が、顔に到達するまでにほぼ落ちちゃっていました。

    あんなに顔洗うの下手な人は、なかなか見たことありません。

    まあ、今はどうなのかは知りませんけれども。

     

     

    さて、今年の更新はこれが最後です。

    平成も最後ですね。

    2019年は輝かしい一年になるといいなあ。

    なんとなくですけど、次の年号は

    光とか明かりを感じさせるものになる気がするんですよ。

     

    それでは、よいお年を!

  • 機械的なもの

    Apple Musicがすごく良い件について。

    先月もiPhoneを欲しがっていたりして、
    まるでAppleの回し者だなって思いますが、
    本当に便利だし、楽しいんですよ。
    たいていのアーティストの曲が聴けちゃいますし、
    プレイリストも豊富に揃っていますし。
    最新リリースの情報が手に入るのも、地味に嬉しいポイント。
    音楽サイトや雑誌などを漁らなくても、
    Apple Musicを開くだけで注目のアーティストや曲がわかります。
    毎月1000円弱のお金が飛んでいくのは痛いですが、
    アルバム一枚で3000円くらいするのを考えると
    むしろ安く感じるから不思議です。

    というわけで、最近は新リリースされたアルバムを
    片っ端から流しながら仕事をしているのですが、

    ちょっと気になったことがありまして。

     

    なんだか、機械みたいな歌い方している人、多くないですか。

     

    聴いている曲のジャンルが偏っているからなのかもしれません。
    ただ、それにしても多いなあという印象を受けました。
    ちなみにPerfumeのような声の加工は、
    オートチューンというソフトウェアを使えばできるらしいです。
    スマホアプリにもあるんですって。

     

    音楽で機械というと、初音ミクを思い出します。
    ボーカロイドって出始めの頃は
    機械っぽい歌い方がちょっと気になっていたんですが、
    今ではもうかなりスムーズに歌うようになっているんですね。
    むしろ、ちょっと機械感があったほうが
    個人的には好きになっていたりします。

     

    中学一年生の従兄弟は、今いちばん好きな曲は
    初音ミクが歌っている曲だ、と言っていました。
    「最近はどんな音楽聴いてるの?」と質問したら、
    サッとタブレットを取り出して何かしらのアプリを起動、
    スイスイッと操作して曲を鳴らしてくれました。
    うーん、THE現代っ子。
    ちなみに、ボカロソングはあまり知らないと言ったら、
    「信じられない!」とバカにされてしまいました。
    ひどい話ですよ。
    くやしいので、Apple Musicを駆使して
    初音ミクの唄をしばらく聴きまくることにしました。

     

    コピーを書くAIが研究されていますが、
    ボーカロイドのことを考えると、
    なんだか自然な流れのように感じてきました。
    いつか、作曲もぜんぶ機械がやってくれるようになるかも。
    いやもう存在しているのかな。
    機械がつくって、機械が歌う・・・なんて時代が来たりして。

     

    機械がつくろうが良い曲は良いんだろうし、
    AIが書いていても、良いコピーは良いはず。
    最先端にいる人間じゃないので
    未来がどうなるかはわかりませんが、
    機械的なもの達をうまいこと取り入れて
    生きていきたいものです。


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