おすすめ力

人ってこんなにいましたっけ?

みんないつもどこに隠れてるの?

とGWが来るたびに思うゆとりです。

 

休み明けの火曜日、

「時をかける少女」もしくは「君の名は。」的な

10連休前にタイムリープが起こることを期待していましたが、

もちろんないです。働きます。

 

 

そんなゆとりは、GWは秩父に行ってきました。

 

調べるまではどんな観光スポットがあるのか無知の極みだったのですが、

羊山公園の芝桜や長瀞渓谷、関東屈指のパワースポット三峯神社だったり

見ごたえのある観光スポットが多いのですね。

 

驚いたのは、PayPayを導入している飲食店やおみやげ屋が多かったこと。

羊山公園内にある出店でも対応していました!

観光地として一歩進んでいるなぁと感じました。

 

 

秩父神社の帰り道に、立派な構えのおみやげ屋を見つけたので入りました。

名物のスイートポテトやプリン、まんじゅうなど

たくさんのオリジナルみやげが揃っており、選ぶのが迷う迷う。

 

入るまで分からなかったのですが、

店内の壁を見ると、TVメディアなどの取材も来る人気店のようでした。

 

お店のおばちゃんは気前のいい方で、

試食を勧めてくれたり、舌が火傷するほど熱いほうじ茶も出してくれたり、

おすすめ商品を教えてくれます。(ほうじ茶熱かったな…)

 

観光地のお店の人ってグイグイ接客してくるので正直苦手なんですが、

おばちゃんはひと味違いました。

 

おばちゃんも例にもれずグイグイ系なんですが、

おすすめしてくれる商品がもれなく美味しい。

 

商品に限らず、現地のオススメのお店まで教えてくれました。

女子グループで来た私たちを見て、

「若い子同士でワイワイするなら、このお店。」「ちょっといいランチを落ち着いてたべるならここ。ちなみに肉・魚・パスタってあるんだけど、魚がおすすめ。蒸したやつ。ムニエルの。実がふっくらしていて美味しいの、コースでデザートまで付いてて…」

 

もう止まりません。

 

目の前で食べログの情報を開いて教えてくれるくらい、

詳細情報をバンバン伝えてくれます。

 

そんなおばちゃん、若い子向けのお店にも娘さんと一緒にいったりするそうで。

「この前、ワッフルのお店に行ったけど1つが大きくて食べきれなかったの、だから若い子たちでいくとちょうどいいと思うよ。」

って言われたけど、あなたが若い。

 

自分でちゃんと足を運んで、その情報を世代の女の子に伝える。

なんて商売上手…。きっと、人によっておすすめする商品も違うのでしょう。

 

おばちゃんが、その人に合うだろうと想像力を働かせて接客してくれるところがいいなと思ったのです。

 

 

たとえば街の服屋に入って、

自分が見ている洋服を片っ端から勧められるとちょっと萎えるじゃないですか。

とりあえず全部褒めて売り込んでるというか。

 

「今日の服とかにも合わせやすいですよ」て言いながら、今日のファッションチェックもされるじゃないですか。あと、服屋の店員さんてイヤホンしてるときも、堂々と話しかけてきますけど、あのメンタルはどこで売っていますか。今すぐほし…

 

はい、話がそれてしまいました。

 

 

だから、自分がコピーを書くうえでもおばちゃんのマインドをリスペクトしたいなと思うのです。

 

広告でも押し売りって、見てる人はイヤな気分になりますよね。

ただでさえ、毎日目に入るものですし。

クライアント業なので、ついそちら側に考えが行ってしまいがちですが、

見る側世間一般の感覚もわかっていないとダメですね。

広告が世間に対して、一方的なコミュニケーションで終わってしまいます。

 

 

休暇中ですが、おばちゃんにとても勉強させてもらいました。

ありがたや~。

 

 

写真は、甘酒プリン。甘酒とプリンてこんなに合うんだなぁ~。

秩父に行ったら、また食べたい味。

 

おわり。


Users who have LIKED this post:

  • avatar