10月の野球ファンは

プロ野球ファンにとって10月は、
なかなかにワクワクするような時期だなと思います。

 

レギュラーシーズンで1~3位に残ったチームには、
リーグ優勝をかけたクライマックスシリーズがあると思いますが、
なんといっても目玉は一年に一度のお祭り「ドラフト会議」でしょう。
はたして、何球団が清宮くんを指名するのか?
そして、どの球団が指名権を手に入れるのか?
(個人的には日ハムのような気がしています)
贔屓の球団はどのような指名をするのか、実に気になるところです。

 

一方、10月は悲しい時期でもあります。
実力社会なわけですから、入ってくる者がいれば、当然去る者もいる。
わかってはいますが、やっぱり寂しいものです。
先日、僕の好きな選手も戦力外通告を受けたというニュースがありました。
来年には38歳になる、ベテラン選手です。
贔屓の球団から移籍し、現在は別の球団にいますが
動向や成績はつねに追いかけていました。
現在所属しているチームの若返りを図る事情があるとはいえ、
成績的にまだ大丈夫かなと思っていましたが…
ついにこの時が来たなという感じです。
まだ続報はありませんが、年齢を考えると現役続行は難しそう。
ユニフォームを脱ぐ可能性はかなり高いと言わざるを得ません。

 

つくづく、スポーツの世界は厳しい。
「まだやれる」と自分では考えていても、
球団からは「もうやめましょう」と言われてしまう。
逆も然りで、周りからは「まだできるだろ」と言われても、
自分で「もう無理です」と決断する人もいる。
僕は勝負ごととは程遠い世界にいるアマちゃんだから、
すべての選手に幸せな引き際があってほしいと願ってしまうけれど、
それすらもエゴなのかもしれませんね。
やめたあとのほうが幸せな可能性だってあるんだよなあ。

 

しかし、自分でも不思議ですが、なんでしょう、
まるで自分のことのように切ないです。
別にその人自体がいなくなるわけじゃないですし、
例えば解説などの役割でこれからも見かける可能性だってなくはないのに。
なんだかんだデビューから10年以上追い続けてきたから、
自分の想像以上に思い入れが強まっていたのかもしれません。
自分ごと化してしまうくらい、のめり込んでいるのは
良いこともあるけれど、メンタル的に悪影響もあるなあ。
クライマックスシリーズがやっているうちに、
ユニフォーム買っておこうかね。
スポーツ選手だけじゃなくて、
人なら誰もが引退からは逃れられません。
自分の時は、どのようなものになるでしょうか。
せめて、自分の納得できるような引き際にしたいものですね。