正義のはなし

知り合いの息子Aくんが

 

将来のことで悩んでいるらしい。

 

Aくんは今高校3年生。

 

これまでずっと弁護士になりたくて勉強してきたけれど、

 

最近“自分なりの正義感”に自信が持てなくなってきたそうな。

 

「自分の中に確固とした正義の基準がないくせに、

 

人を裁く仕事を目指していいのだろうか?」

 

Aくんの悩みは、深い。

 

僕ごときが口をはさんでいいのかわからないけれど。

 

個人的にだけれど、

 

僕は「それでも良いじゃん」って思う。

 

弁護士、目指そうよって思う。

 

自分なりの正義の基準をはっきり持っている人なんて、

 

世の中探したってそうそういないよ。

 

実際に弁護士をしてる人だって、きっと悩んでるはず。

 

悩みながら、弁護士やってるんだ。

 

これから大人になるにしたがって。

 

きっとAくんの考え方は変わっていく。

 

考え方が変わっていけば、“自分なりの正義感”も変わっていく。

 

それで良いじゃないか。

 

むしろ、それが良いんじゃないか。

 

へんに凝り固まった正義感に固執するより、

 

よっぽど柔軟な決断ができそうだ。

 

悩みながらその正義感を更新していけばいいよ。

 

僕は真剣に悩んでいるAくんのような人にこそ、

 

弁護士になってほしいなあ。

 

がんばれAくん、応援してるぜ!

 

…と、たまにはマジメに書いてみたのでした。

 

しっかし、高校3年生でここまで考えているって、すごいよなあ。

 

案外、日本の将来は明るいのかもしれないですねー。