実家とテレビ

あけましておめでとうございます。
今年も昨年同様頑張っていきますので、
よろしくお願いします。

 

みなさんは年末年始をどう過ごしましたか?
ぼくは毎年実家に帰省しています。
いやー実家っていいものですなあ。
こたつに肩まで潜り込んで
じっと目をつぶっているだけでご飯は出てくるし、
なにより落ち着くっていうのがポイント高い。

 

この“落ち着く”っていうのが
実家の持ついちばんの魅力ではなかろうか。
みなさんの中にも、
「ただダラダラしてる年末年始はだめだ!なにかやろう!」
と決意して正月休みを迎えたのに、
結局なーんもできなかった人がいるのでは?
それ、きっと実家の持つ魔力にやられちゃって
やる気が持っていかれちゃったからです。
だから、あなたは全然わるくない。
わるいのは、実家のほう。
多分。

 

というふうに、よくもわるくもぼくらを骨抜きにする実家だが、
そんな実家もいつまでも変わらないわけじゃない。
あるとき、いきなりガラリと変わっちゃって
ぼくらを驚かせることがある。
その原因も色々あると思うのだが、
その多くは家電が変わったことによって引き起こされるのではないか。
んで、家電の中でもテレビが変わって
驚いたって人が多いと思うのですが、どうでしょう?

 

家電を変えないことで有名な我が家も、
このたび、ついにテレビを買いかえてしまっていた。
20型ぐらいのテレビデオ(しかも壊れててビデオが入らない!)から、
いきなり42型のプラズマテレビへ超進化。
もうね、違和感が半端じゃない。
以前のテレビデオ時代は、
テレビはあくまでも部屋の一部というか、うまく馴染んでいた。
それが今じゃ、テレビが部屋の主役だ。
というより完全にテレビの存在が浮いてしまっている。

 

しかも、このテレビ大きいだけじゃない。
当たり前なんだけど、画面が本当に綺麗!
その綺麗さは、母が「綺麗すぎて、逆に汚く見える」と
謎の言葉を発してしまうくらい。
いまだにこの発言の意味がよくわからないのだが、
なんとなく言わんとしていることはわかる気がする。

 

このテレビを買ったのがよほどうれしかったのか、
父がやたらと解説をしてきてまいった。
はじめはこちらも興味津津で聞いていたのだが、
さすがに3回目を超えたあたりからうんざりしてくるわけで。
特に録画機能が自慢らしく、何回も番組のいいところで邪魔をされた。

 

「ほら、この番組表から予約録画も簡単にできるんだぞ」

 

「へえ。じゃあ結構(録画)してるの?」

 

「いや、DVDレコーダがないからできない」

 

「……」

 

だいたいこの繰り返し。
なんだろう、この意味のない会話は。

 

そんな感じで、終始テレビにまどわされた帰省でした。
結局あのでかさには慣れることができなかったなあ…。
でもまあ、よく考えたら、テレビが新しくなるのって良いことだしね。
つぎ帰ったときには、きっと慣れていることでしょう。

 

ちなみに、今ぼくの部屋にあるテレビは14型です。
ちっせ。