事前予測

御嶽山の噴火で、
個人的にいちばん怖いなあと思ったこと。
それは、噴火を事前に予測できていなかった、
ということです。

 

便利な世の中になったもので、
山でも海でも、遊びに行く場所の情報は
インターネットで手軽にゲットできるようになりました。
どこどこが今危ない、とかも大体わかる。
もし噴火のおそれがあるって警報が出ていたら、
登山客の大多数はあの日登っていなかったと思います。
(あたりまえですけど)

 

「事前予測ができなかった」

 

これってつまり、言い換えたら

 

「何が起こってもおかしくない」

 

ってことですよね。
しかも、御嶽山だけじゃなくて、それこそ日本中どこにいても、
いきなり危険な目にあう可能性があるってことじゃないですか。

例えば、毎年めちゃくちゃいっぱい人が訪れる富士山だって、
極端な話、いつ噴火するかわからない。
(先日の3連休にちょうど富士山にきのこ狩りに行きましたが、
ふと「もし今噴火が起きたらどうしよう?」って考えたらゾッとしました)

 

さすがに今回の噴火は宝くじが当たるくらいのレア度だとは思うけれど…。
それでも、やっぱり自然相手の遊びはこわい!
改めてそう思いました。

 

けれど、これは僕の予想なんですが、
おそらく全国の登山ファンのみなさんは、
今回の件で登山をやめることはないんだろうなあと思います。
だって、おもしろいからね。仕方ないね。

 

大切なのは、 今回の件を忘れず
「もしかしたら、こんなことが起きるかも。
ありえないかもしれないけど、あんなことが起きるかも!」
ってちょっとでもいいから考えておくことかなあ、と。
スポーツでも事前に予測していれば
咄嗟の判断でも良い対応ができたりしますし。

 

まあ、あとは、ぜったい安全第一で行動すること。
結局、これに尽きます。