ロードバイクと命

先日、急にロードバイクに興味がわいてきまして。
友人といっしょにお店に行ってきたんです。

 

店内にはずらりとロードバイクやその部品が並んでて、
素人の僕には、なにがなんだかさっぱり状態。
さっそく友人にまず揃えるべき物を聞きました。

 

「ほんとに必要最低限なのは、
ロードバイク本体と、ペダル(なんと別売りなのだ)くらいかな。
あとはパンク修理キットは欲しいね。
だけど、本格的に始めるなら、
他にもシューズとかヘルメットとかライトとかグローブとか…
けっこう揃えなきゃいけなくなる物は多いかもね。」

 

なるほどね。
まあ、だいたい予想通りだ(まさかペダルが別売りだとは思わなかったが)
必要な物はわかりました、けど、問題は金額ですよ。
実際どれくらいかかるんだい?まあ、ゆうてもトータルで10万円くらいかな…

 

「うーん、20万円だね」

 

えっ、まじで?
ちょっと待ってくれ、予想外にお高いじゃないか。
なんでそんなにかかっちゃうの?

 

「へたに安物買うと、命にかかわるからねー。」

 

えっ、なにそれ怖い。どういうこと?

 

「けっこうスピードでるから、ボディの剛性が大事なんよ。
あと意外と重要なのがブレーキ。
例えば下りとかでスピード出し過ぎた時に、もしブレーキ効かなかったらやばいでしょ?
だから、ブレーキはある程度グレード高いの選んだほうがいいよ」
そうか、命にかかわるならしょうがないかな。
そういや中学の頃、ママチャリで山下ってる時にブレーキ効かなくて
崖に落ちかけたもんなあ……。

 

とはいえ、20万円です。
20万円もあったら、Macbook Airが2つ買えちゃうし、
釣竿なら10本は買える。
ソーシャルゲームで課金したら一躍トッププレイヤーですよ!
そんな金額ポンと出せるわけがありません。
さっそく金沢までのロードバイク旅行(1日180キロ走る想定。まじかよ)を
企画し始める友人を背に、僕はさっそうとお店を出たのでした。
でも、もし買うとしたら、消費税が上がるまでには結論を出さなきゃなあ。

 

ちなみに、帰り道に観葉植物のお店の前を通りかかったら、
自分と同じくらいの背丈のサボテンが売っていました。
お値段26万5千円。
たけえ!
ていうか、ロードバイクより高いじゃないか!