スクリプトドクター
スクリプトドクターってご存知ですか。
かんたんに言うと、
「映画の脚本の問題点を外部の視点から(客観的に)指摘して、アドバイスやサポートをする」
人たちのことだそうです。
スクリプト=シナリオのドクターというわけで、
まさに脚本のお医者さんといった感じの仕事ですね。
まだまだ認知度は低いけれども、海外ではわりとポピュラーな存在なのだとか。
ちなみに、日本だと三宅隆太さんが有名だそうです。(本も出されています)
と、偉そうに紹介してますけど、実は僕も先日はじめて知りました。
広告のコピーと同じように、映画の脚本だって何度もリライトしていて、
完成するまでには様々な人の、いろんな視点からのアドバイスが絡んでいる。
だから、「スクリプトドクター」みたいな役割の人がいるのかもな、
とは思っていたけれども、 まさか専門的な職業としてあるとは…。
世の中にはきっと、僕の知らない仕事が、それこそ星の数ほどあるんだろうな。
そういえば、今の高校生や大学生の子たちは
どれだけの数の職業を知っているんですかね?
少なくとも、僕が学生だった頃よりはたくさん知っているだろうけど。
「スクリプトドクター」のことも知っていたりするのでしょうか。
デジタルネイティブ世代にとっては知ってて当然の仕事だったりして。
そんで面談とかで
「先生!俺、スクリプトドクターになります!
病におかされて世の中に出れない、恵まれない脚本たちを救いたいんだ!」
とか、熱く先生に言ってたりするのでしょうか。
あ、なんだかちょっと羨ましいかもしれない。
こういう学生たちは、当時の僕みたいに、就職に有利だろうとかいう曖昧な理由で
(なりたい職どころか、どんな職があるのかすらあんまり知らないくせに!)
進路を決めちゃったりしないんだろうな。
まあ、そのおかげで(?)今コピーライターになってるので
結果オーライだとは思いますけど。
ちなみに、僕が小学生の頃に文集に書いた
将来やりたい仕事は、「大工」でした。
なりたくねー。似合わねー。