かがやき

あけましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。

 

さて、ここでいきなりクイズ。
僕が年末年始の帰省中に人と会ったとき、
いちばん話題にのぼったことはなんでしょう?
ヒント、僕の実家は富山にある。

 

…ちょっと簡単すぎましたかね。
そうです!答えは新幹線『かがやき』です。

 

今年の3月に首都圏から金沢までの直通運転がスタート。
これまで4時間以上かかっていた道のりが、
なんと約2時間半にまで短縮されます(富山までは約2時間)。
これは本当にありがたいし、すごいことだと思う。

 

とはいえ、別に富山の人たちは
別にそこまで気にしてないだろうなって思っていました。
3月まではまだ時間あるしね。

 

でも、実際は誰かと会うたびにほぼ必ず話題にのぼるし(僕が東京にいるからかもですが)、
テレビでも頻繁に『かがやき』のことが流れている。
富山での関心はめちゃくちゃ高いみたいです。

 

とくに、僕のばあちゃんのテンションの上がり方は想像以上で、
「ぜひ乗ってみたい」
「というか、絶対に乗る」
とえらく真剣に意気込んでいました。
うちのばあちゃん、鉄道マニア疑惑浮上。

 

せっかくなので、新幹線用につくられた新高岡駅を見てきました
(わざわざ父がその近くを車で通ってくれた)。
雪がもさもさ降る中に佇む新駅舎を見ていると、
本当に富山に新幹線が来るんだ!と実感が急にむくむくとわいてきました。

 

今は人もいないし、なにも通っていないこの駅に、
3月になったら新幹線が来る。人がたくさん行き来し始める!
そう考えるとワクワクが止まりません。
新幹線という武器を手にし、全国的にも注目されている今、
ついに富山が積年のライバルである石川に追いつくときが来たのかもしれません…!
(ここまで書いて、そういえば金沢にも直通だったことに気づきました。だめじゃん…)

 

東京に戻る日。
駅の改札口付近は、首都圏に戻る人とその家族であふれていました。
その中におそらく大学生の娘さんとそのお母さんがいて。
何気なく聞こえてきた彼女たちの会話が、今でも忘れられません。

 

「また来るちゃ。かがやきやったら2時間くらいで来れるし、近いよ」
「…それでも、遠いよ」

 

富山県民の期待や思いを背負って走り出す『かがやき』。
直通運転が始まること自体にも注目ですが、
『かがやき』によって富山がどんなふうに変化していくのかも、
しっかり見ておきたいと思います。
いい変化ばかりだと、いいなあ。