第64の皿 年越しのカレー南蛮そば

12月29日(火)
休暇初日は、外食日に設定した。
昼ごはんは、香港飲茶の店に行き、茶を飲まずに点心と飲酒。
晩ごはんは、昨年も行ったクレープリエ・ビストロに。
通算3回目の来店だが、どういうわけか、行くのはいつも年末。
それゆえ、年末になると行きたくなるお店になってしまった。
来店を翌日にするか迷ったが、年内の夜の営業はこの日までと知り、
正解だったとひと安心。
かきのグラタンとガレット、赤ワインで、おなかいっぱい。
小柄なフランスマダムの日本語トークに、今年も癒される。
商店街も人通りはめっきり少なく、いよいよ2015年も大詰めである。

 

12月30日(水)
昼は、最近よくやるパルミジャーノリゾットの、残りのチーズを使ってパスタに。
夜は、生ハム・ベーコン・ロースハムを使った、おなじみのハムライス(第13の皿参照)。
アメ横でパプリカパウダーを新たに仕入れておいたので、ぜいたくに使った。

 

12月31日(木)
昼は、年越しそばで、今年はカレー南蛮に。
大みそかの夜は、ここ最近の定番で、年越し鍋をやる。
昨年は鶏だんご鍋(第52の皿参照)だったが、
今年はおでん(第29の皿参照)にした。
テレビは相変わらず『吉田類の酒場放浪記年越しスペシャル』。
地上波放送をスルーして、BS放送を見る比率は年々高まる一方である。

 

1月1日(金)
元旦は、例年通りに江戸前雑煮と磯辺巻き。
近年、もちは年に一度、この日にしか食べなくなった。
午後は例年通り、実家に新年のあいさつに出向く。
ここで、おせち料理をいただいたのが、早くも本年最後のお正月料理である。
夜中に帰宅して、昨晩に作っておいたサンドウィッチを食べる。
食卓は、完全に松が明けた状態だ。

 

1月2日(土)
昼ごはんは、焼き飯(第59の皿参照)。
晩ごはんは、大みそかのおでんの残りを片付ける。

 

1月3日(日)
昼ごはんは、昨年4月に冷凍しておいたポモドーロソースでパスタ。
麺をゆでるだけで、手間要らずである。
食後に、「今週のスープ」として豚汁を多めに作り、休み明けに備える。
連れ合いが翌日から仕事なので、炊き上がったごはんをお弁当箱にも詰める。
ついでに、自分の翌日の昼ごはんも、支度するのが面倒なので弁当にする。
晩ごはんは、すでに完全に平常運転モードだ。

 

1月4日(月)
連れ合いが体調不良でお休みをいただくことになったので、
昼ごはんは2人とも家の中でお弁当という
「遠足が中止になった時のお昼」状態になってしまった。

 

以上、年末年始の食卓を今年も紹介してみたが、
土日が2回ずつあった昨年より少ない分、外出も摂取カロリーも控えめで、
昨年以上に地味な日々だった。

 

今年は、年越しそばとお雑煮の汁をまとめて作れないかという実験をしてみた。

 

カレー南蛮そば(2人前)(+江戸前雑煮のつゆのベース)

 

〈そば+雑煮のつゆのベース〉そば:雑煮=6:4
水 1000cc
だし昆布 1枚
かつおだし+いりこだしの素 各1パック

 

〈そばのつゆ〉
めんつゆの素(3倍希釈用) 大さじ2
しょうゆ・みりん・酒・砂糖 各大さじ1

 

〈具材〉
そば(乾麺) 200g
鶏もも肉 150g(小口切り)
長ねぎ 1本(4cm長さに刻んでおく)
三つ葉 2〜3本(4cm長さに刻んでおく)

 

〈A〉
オリーブオイル 大さじ2
薄力粉 大さじ4
カレー粉 大さじ2

 

  1. フライパンで鶏ももと長ねぎをじっくり炒め、取り出しておく。
  2. 片手鍋Aに〈そば+雑煮のつゆ〉の水とだしを合わせて煮立たせ、2/5量を片手鍋Bに移す(雑煮用のつゆのベース。調味は後日)。昆布を取り出し、調味料と炒めた鶏肉150g分、長ねぎを入れて、少し煮る。
  3. フライパンでAを炒め、粉状になったら2に入れ、とろ火で10分煮る。その間に、そばを規定時間よりもやや短めにゆで、ざるにあけて水で締め、熱湯を掛ける。
  4. つゆを、ゆで上がったそばを入れた丼に注ぎ、具材を載せ、三つ葉をトッピングする。

 

昨年1月の当コラムでは、あまりにハイカロリーな飲食記録を

「レコーディングダイエットのようだ」と書いたが、
今年は体重も増えずに、穏やかに過ごすことができた。
どうやら、料理に手を掛けるほどカロリー過多になる傾向にあるらしい。
今年の目標は「料理はほどほどに」で行くことにする。料理ブログなのに。