第52の皿 年越しの鶏だんご鍋

12月27日(土)
休暇初日の昼ごはんは、野菜炒めの残りを使って、ソース焼きそばに。
晩ごはんは、昔通ったオーガニックレストランへ出かけるも、満席。
少し離れた姉妹店のカフェに行き、野菜系メニューを数皿と
パスタ、オムライスを、ビールとワインで。

 

12月28日(日)
沿線にある、シウマイのお弁当で有名なメーカーの直営店に行き、点心を食べまくる。

 

12月29日(月)
作り置きのトマト煮と、冷凍保存の炒め刻み野菜をひき肉と合わせて
ボロネーゼソースを作り、ペンネと和えてランチに。
ディナーは、昨日のお店で買ってきた特製シウマイを蒸す。
出来合いだけでは寂しいので、かに炒飯と中華風コーンスープを調理する。

 

12月30日(火)
お昼は、パスタだけゆでて、冷凍保存した作り置きのジェノヴェーゼソースと和えた。
今宵は、フランス人のマダムがサーブする、クレープリエビストロに。
シェフのご主人は日本人だが、料理はどれもうまい。
かきのグラタン、カルパッチョ、ポムフリット(フライドポテト)に、
ガレット、クレープまで、ロゼワインボトルと追加のグラスワイン白で平らげる。
帰りに、野菜スイーツで知られるお店に初めて寄り、ケーキを買う。
深夜、くん製鍋を使った自家製スモークチーズ作り。

 

12月31日(水)
昼食は年越しそば。揚げ玉と焼いたねぎを載せて、たぬき南蛮に。
デザートとして、前夜に買ったケーキを。
2014年最後の夕食は、鶏だんご鍋。
シメに中華めんを加えて、年越しそばのダメ押し。
食後には、晦日に31%割引しているアイス屋さんで買ってきたカップアイス。
テレビは『吉田類の酒場放浪記年越しスペシャル』。

 

1月1日(木)
元旦は、江戸前雑煮と磯辺巻き。
午後、実家に新年のあいさつに出向くと、牛すきやきが出てきた。
夜中に帰宅して、通り沿いのパン屋さんで昨日買っておいた調理パンなど。

 

1月2日(金)
昼は、なめたけを作って、ツナとともにパスタに和える。
夜は、実はもう1箱買っておいたシウマイと、中華風コーンスープの残りを。
食卓に、すでに正月ムードは微塵もない。

 

1月3日(土)
八宝菜を仕上げて、かた焼きそばに載せる。
たくさんの具を刻んで炒める八宝菜は、毎日少しずつ
調理を進められる長期休暇中にこそ作りたい料理である。
ここ最近メニューが中華づいていたので、夜はカリフラワーのグラタンを。

 

1月4日(日)
前夜のグラタンの付け合わせに用意していたパンで、休暇最後のランチ。
フィナーレを飾るべく近くのケーキ屋さんで買ってきておいた、
塩キャラメルケーキとモンブランも食べる。
晩ごはんは、年末の鶏だんご鍋の残りで済ませる。

 

以上、瞬く間に終わった休暇中の食生活をまとめてみたが、
行動は地味なのに、カロリーばかりが著しく派手である。
いつになく外出が多かったが、用事はすべて食事か買い出し。
稽古を免除された相撲部屋のちゃんこ番のような年末年始だった。

 

そんな年越しのメニューの中から、今回紹介のレシピを選んだ。
ふわふわの食感が楽しめる一品である。

 

鶏だんご鍋(3〜4人分)

 

〈鶏だんご〉
鶏ひき肉 500g
れんこん 中1/2節くらい
やまいも 5cm程度
塩 小さじ1/2
酒 大さじ4
水 大さじ4
しょうゆ 大さじ1
おろししょうが 小さじ1
片栗粉 大さじ1
白ごま 大さじ1

 

〈スープ〉
酒 大さじ5
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ2
水 1500cc
ごま油 小さじ1

 

白菜 1/4把(ざく切り)
しいたけ 6枚(十字に4分割)
木綿豆腐 1丁(10分割くらいに)
ぽん酢しょうゆ お好みで

 

  1. 小さく刻んだれんこんと、皮をむいたやまいもをフードプロセッサー高速に掛ける。
  2. フードプロセッサーにひき肉と調味料を加え、1分ほど低速で混ぜ合わせる。
  3. 水と調味料を鍋に入れて沸騰させて火を弱め、2をスプーンで一口大にすくって鍋に入れて火を通し、アクを取り除いたら一旦取り出す。
  4. 白菜の軸に近い部分を入れて、ふたをして中火で5分煮る。
  5. 4に白菜の葉としいたけ、豆腐、3を加えてふたをして、中火で3分→弱火で10分煮る。器に取り分け、ぽん酢しょうゆでいただく。

 

食べたものをすべて書き出す「レコーディング・ダイエット」なる方法が
少し前に流行したが、なかなか効果的かもしれない。
本当はカロリーまで記録する必要があるのだが、
「この食生活はちょっと・・・」と思うだけでも、意味がある。
「なかったこと」にはならない、暴飲暴食の厳然たる事実が
白日のもとにさらされるからである。