34、5年の日々

月曜から土曜までは「あまちゃん」、日曜は「半沢直樹」で2013年の夏が終わりそうです。
幸せなドラマ体験の毎日、
秋口から何を楽しみに生きていけばいいのかと思っていたら、
すぐそこの日本テレビから朗報が舞い込んできました。
わたしが今最も愛してやまないいろいろ紙一重の天才アーティスト、
玉置浩二の久しぶりのドラマ出演が決まりました。
彼の魅力については5回連載ぐらいでいずれ語りますが、
土曜9時からの「東京バンドワゴン」が
10月からのあまちゃんロス症候群を埋めてくれると信じます、
少なくともわたしにとっては。
彼が気まぐれを起こさず、収録に行ってくれさえすれば、
亀梨和也主演のドラマは当たらない、というジンクスがあろうとも、
幸せなドラマ体験の日々は続くと信じています、少なくとも私にとっては。

 

そして玉置浩二の自由さと歌のうまさにやられた亀梨がいっしょに飲みに行き、
そこに元カノ?の小泉今日子が合流。
「あまちゃん」つながりで調子に乗って、鈴鹿ひろ美こと薬師丸ひろ子も呼んでしまい、
いろいろあったこともすべて恩讐の彼方に、で、
10月のオーチャードホールの
「薬師丸ひろ子 35th Anniversary Concert2013」にゲスト出演。
ふたりが結婚することになったきっかけの曲「胸の振り子」をデュエットして、
それを客席で見ているわたしが涙にむせぶ、
とここまで妄想しました。

 

そして8月最後の土曜日、
奇しくも薬師丸ひろ子と同じく35周年を迎えた
サザンオールスターズのライブを茅ヶ崎で観る幸運に恵まれました。
もう何千回、何万回と聴いた、なんなら飽きたとも言える数々の曲を
砂まじりの茅ヶ崎で聴くことのできたスペシャル感に酔い、
アンコールを終えた後には、
汗だか涙だかなんだかわからない液体と砂と埃と潮風でドロドロになっていました。

 

そして9月最初の日曜日、
宮崎駿の何度目かの引退が発表されました。
「ルパン三世 カリオストロの城」から34年、熱心なジブリファンではないので、
彼や作品について語る口は持っていませんが、
何年か後に鈴木プロデューサーが
“宮さんが遊びでつくった短編がすごくいい出来なんだよ。どっかで公開できないかな”
というような主旨の発言をしている気もします。

 

相変わらず昔話ばかりで恐縮ですが、「あまちゃん」と宮藤官九郎が
おじさんやおばさんに80年代を声高に語ってもいい、
という免許証をくれたような気がします。
この夏は何かに憑りつかれたかのようにライブ(というかコンサート)に行きました。
フェスというやつには未だ参加したことはありません。
ステージの上にいたのは40代以上のアーティストばかり、
客層は男ならさまぁ~ずの三村かTIMの両方かビッグダディ、
女なら大久保さんか西原理恵子か岩井志麻子の誰かに分類できます。
どんなに残暑が厳しかろうと、こうしてわたしの2013年の夏は終わりました。
しかし今年もあとカレンダー3枚とは。これこそ(‘ jjj ’)。