10年の日々

特に話題になることもなく、ひっそりと始まった当「コピペ」ですが、

特に話題になることもないまま、今回を入れてあと残すところ2回、

2020年4月をもって現在の形式では終了することになりました。

 

あと2回、ということで、過去を振り返ってみたら

第1回がスタートしたのが、2010年10月。

偶然ですが足かけ10年を迎えていました。

ざっくりこの10年を遡ってみると

2011年 東日本大震災

2012年 東京スカイツリー完成

2013年 「あまちゃん」ブーム/2020東京オリンピック招致決定

2014年 「笑っていいとも!」終了

2015年 箱根駅伝で青山学院大学初優勝

2016年 アドブレーン 内幸町ダイビルに移転/SMAP解散

2017年 当時の天皇陛下が生前退位されることが決定

2018年 安室奈美恵引退

2019年 元号が令和に

2020年 東京オリンピック開催(予定)

異論もさまざまあるでしょうが、

その年の代表的な出来事をあげると、個人的にはこんな感じの10年でした。

そういう事例を選んだからかもしれませんが、終わりや始まりがあり、

そして「終わりの始まり」を予感させられる10年だったという気もしています。

 

そして当たり前ですが、わたしも10歳年を取り、

家族をふたり見送り、慢性的に首や腰が痛くなり、視力が衰え、

体力や根気や集中力が失われ、シワや白髪や心労を得ました。

10年前はまだガラケーを持っていたのに、

あっと言う間にスマホに変わり、インターネットの発達はすさまじく、

あらゆる文化や風俗や経済を飲み込んで、

世界三大発明と言われる、火薬・羅針盤・活版印刷術をも凌駕。

有史以来の激動の日々を生きていると実感します、大げさでなく。

自分が持っていたものさしはあっという間に尺度が変わり、

日々アップデートすることを余儀なくされる忙しない日々が続いています。

 

震災からオリンピック招致決定、

そして今年2020年を迎えオリンピックイヤーがやってきましたが、

いま日本中、世界中が新型コロナウイルス騒動に揺れ、

収束の兆しが見えないなか、

本当に東京オリンピックは開催されるのでしょうか。

不謹慎なようですが、

もしオリンピックが中止になるようなことがあるとすれば、

その原因は自然災害だろうと思っていました。

しかし、まさかの新型ウイルスに因るかもしれないとは想定外です。

品不足という側面もあるのでしょうが、

電車のなかは思ったよりマスクの人が多くはありません。

いつ罹患してもおかしくない、と肝に銘じています。

 

思えば2010年代は、ほぼ毎月1回ずつ書いていたことになります。

評論家の吉本隆明(ちなみに作家である吉本ばななのお父さん)が

「どんなことでも、10年間毎日続ければ一丁前になれる」と

いう言葉をのこしています。

毎日書いていたわけではないので一丁前にはなれそうもありませんが、

長いようで短く、短いようで長かった日々でした。

これから先の10年のことは、ちょっと想像できませんけど。ぴえん。