趣味の日々

2016年11月9日、
第45代アメリカ合衆国大統領にドナルド・トランプ氏が選出されましたが、
わたしはこれに関して何も語れませんので、
相変わらずいつものようなブログを書きます。

 

北海道日本ハムファイターズ、10年ぶり3度目の日本一おめでとうございます。
我が広島東洋カープは、
32年ぶりの日本一の胴上げをすることはできませんでした。
シリーズ中、二度も満塁ホームランをくらっていては勝てません。
第6戦で日ハムの主砲レアードに満塁弾を放たれた時は、
広島の方から大きなため息が東京まで聞こえました。
少なくともわたしには聞こえました。
もう2度とシャウエッセンは食べません。嘘です。
大好きです、シャウエッセン。
しかし、生まれて初めてくらいに真剣に日本シリーズを観戦した結果、
大谷と中田翔と監督の栗山ぐらいしか知らなかった日ハムに、
個人的に好みのタイプのしゅっとしたイケメン選手が
何人かいたことを報告しておきます。その数はカープより多いです。
発見です。

 

今期限りで引退を発表した黒田と、165kmを投げた大谷が闘うはずだった
第7戦が幻に終わってしまった日曜日、
暇を持て余したわたしはひとりで映画館に行きました。
朝井リョウの原作が好きで2度も読んだ「何者」という映画を観ました。
映画自体には賛否あるようですが、わたしは好きです。
就活やSNSにまつわる、
今どきの若者のひりひりするような生態を、
今の若手俳優の中でもデキる人たちが演じています。
佐藤健の役は、鬼ちゃんこと菅田将暉の役と入れ替わったバージョンでも
観たかった。
二階堂ふみの役は、有村架純の役と入れ替わったバージョンでも観たかった。
みんな芝居がうまいなあ、と素直に思ったので。
興味がある方はぜひ映画館へ足を運んでください。

 

作中でES、エントリーシートを書いているシーンがありました。
わたしはESを書いたことがないので、ネットで検索してみると、
そこには多様なフォーマットがあり、まあ履歴書の前段階のようなもの、
と理解しました。
今どきですから「受かるエントリーシートの書き方」などの項目で
さまざまなノウハウが指南されており、便利ではあるけれど、
逆に個性を出すのは大変だなあ、と感じました。
その辺の葛藤も映画には上手く描かれています。

 

その昔、わたしが手書きの履歴書を書いていた頃、
一番頭を悩ませたのは「趣味」の欄でした。
多分今なら、素直に読書、映画鑑賞、観劇、と書けるでしょう。
実際に本も読みますし、「何者」を観たように映画もDVDでなく、
映画館で観る派です。
舞台やライブにも月に何本かは通っています。
しかし学生だった頃や就職活動をしていた頃、読書や映画鑑賞と書くのは
あまりにも当たり前の面白みのない解答のような気がして、
趣味欄に書ける見栄えのいい趣味を持っている人を
うらやましいと思ったものです。海外旅行、とか。
また実際にそう書けるほど、
当時は本も読んでないし、映画館にも通っていなかった。
お金がなかった、というのもありますが。

 

あなたの趣味は何ですか。
趣味は野球という方、
あの時なぜ緒方監督がピッチャーを交代しなかったのか語れる方、
ただいま個人的に「広島東洋カープ応援ありがとうキャンペーン」を
実施しておりますので、声をかけてください。ビールぐらいおごります。
次のリーグ優勝がまた25年後だとしたら、
わたしは観ることができないかもしれません。
生きてるうちにお願いします。