痛い日々

ブルゾンちえみのおもしろさがまったくわからないまま、
新年度に突入してしまいました。
彼女のメイクやしゃべり方の感じが、
大学の時の同級生に似ているからでしょうか。
with Bの向かって左側の金髪の人が妹のダンナに似ているからでしょうか。
いえ、ただ単にわたしが年をとったからなのでしょう。
新しい文化や風俗が出現しても受け入れられず、
自分の時代の似たような何かにあてはめて、つい文句を言ってしまう。
何でも素直に受け入れられる柔軟な精神がほしいものです。
つい最近も、「あれって戸川純じゃん」と言ってしまいました。
誰について語っていたかは内緒です。

 

柔軟な精神の欠落した肉体は凝り固まっていて、
いつもからだじゅうが痛いです。
いま“痛い”と打ったら“遺体”と変換されてしまいました。
からだじゅうが遺体、それはただの死体です。
つい先日、首から背中にかけての痛みに堪えかねて、
生まれて初めてMRI検査を受けました。
ブルゾンちえみを受け入れることができなくても、医学の進歩は受け入れます。
噂には聞いていたMRIですが、ゴーンゴーンと言う大きな音を聞きながら、
あの棺桶のような狭い空間の中で15分じっとしている、というのは苦行でした。
というか、最初は心の準備ができないまま、中に入ったので、
ビビっていじいじと動いてしまい、看護士さんにダメ出しをされ、
「無理なら中止しますか?」と、叱られました。
そして冷や汗を流しながら検査を終え、「頸椎椎間板症」との診断を受けました。
ここ数年の首や背中や腰の痛み、手指のしびれは、
頸椎の椎間板が圧迫されるために起こる不調だということでした。
医学の進歩のおかげで病名はつきましたが、特に治療法もなく、
老化なのである程度は仕方がないし、PCやスマホをいじっているのもよくない、
ということでした。
つまりはどうしようもない、ということです。

 

この前、新年度を迎えて最初の日曜の夜に、
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』を見ていたら、
松本人志が、自分はこれまでに一度も人間ドックに行ったことがないし、
これからも行く気はない、というようなこと語っていました。
その是非はともかく「たとえ昨日までの検査で何もなかったとしても、
今日から病魔に冒されるかもしれない。
だとしたら毎日検査し続けなければならない。キリがないから」
という行かない理由には、わたしもまったく共感するところで、膝を打つばかりです。
病院なんて行きたくないんです。不調でない限りは。

 

しかし、今日も相変わらず背中が痛いです。
もうこれからは、だめウーマン、ブルゾンあけみとして生きていきます。
with Bも募集中です。
痛みがひどくて、オチでかっこよく膝に座ることができないと思いますので、
介護のつもりでお願いします。
今年も35億のうちの幾人かが新入社員として入社しています。