年末年始の日々

新年あけましておめでとうございます。
2015年、平成27年になってしまいました。
「平成生まれか、すげー」と言われていた最初の頃の人も、もう27歳。
立派なアラサーです。月日は百代の過客です。行き交う年もまた旅人です。
あっという間に年をとることを肝に銘じておいた方がいいです。
どんどん奥の細道に入っていきますから。

 

行き交う年のはじめに、往路復路行き交う箱根駅伝を見ました。
今は亡き父が毎年楽しみにしていた箱根駅伝、
正直これまではあまり興味がありませんでした。別に見なくてもよかった。
ただ走ってるだけじゃん、何がおもしろいのかまったくわからん、
と思っていました。
しかし、息子のような年頃の若者のひたむきに走る姿に胸が熱くなるとは、
やはり年をとったのでしょうか。
ぶっちぎりの青山学院大学、初優勝おめでとうございます。
一番の話題になった神野大地くん、四字熟語のようなその名前。
区間賞を獲るために、山の神の称号を得るために名付けられたようで、
出来過ぎなくらいです。
走り終えた後も悲壮感などなく、飄々とインタビューに答える姿を見ていると、
新世代の到来を強く感じさせられました。
ググったらTwitterのアカウントを見つけたので思わずフォロー。
そんなにわかファンがごまんといるようで、
フォロワーが2万人を越えていました。
駅伝前は何人だったのか知りたいです。

 

わたしが学生の頃は、渋谷にある、そこそこ偏差値もよくて、おしゃれで、
でもチャラくて、まあ要するにわたしのような田舎者があこがれる、
なんとなく、クリスタルな大学だったわけですよ、青学は。
その軟派で垢抜けた印象に加えて、
真逆ともいえる体育会系の称号まで得てしまったら、もう無敵でしょう。
今年の受験の倍率は上がりますね、きっと。
少子化で学校の経営難なども取り沙汰される昨今、
格好のプレゼンテーションでもあったと思います。
ついでにOBである桑田佳祐が陸上部の応援歌かなんかつくれば、
尚いいと思います。うらやましい。

 

桑田佳祐と言えば、年末の紅白歌合戦で、サザンオールスターズが歌った
「ピースとハイライト」の歌詞やそのパフォーマンスが
どうのこうの言われていますが、
長いことファンをやっている立場から言わせてもらえば、
何を今さらという気もします。もう一昨年の曲だし、桑田だし、サザンだし。

 

そんなことよりも、中森明菜です。
全盛期の彼女を知らないお若い方々に、
友近の物まねが本物だったということを印象づけただけではありません。
ダイスケ的にもオールオッケーでおなじみの浅倉大介作曲の
謎の新曲をニューヨークから生中継。
なんとなく薄暗い画面、
見ているこっちまで喉がからからになるような緊張感の中の歌唱。
歌い終わってちょっとはにかむところまでセットで、中森明菜。
しかも紅組のトリは松田聖子で、
オープニングでは生まれ変わったら一緒になるはずの
郷ひろみもNHKホールの同じステージにいました。
その娘の神田沙也加も明菜と同じくニューヨークからの中継。
ニューヨークと言えば、その昔、
松田聖子と近藤真彦が密会していたところを写真週刊誌に撮られた場所。
そして明菜とマッチと言えば、
その昔、紅白の裏にあの記者会見をぶつけてきた、
泥くさい恋愛沙汰のカップル…、
そんな80年代的因縁のドラマが満ち満ちていたわけです、去年の大晦日。
そりゃあ4時間越えても全部見るっていうもんです。
紅白、完走です。自分的には駅伝でした。よくわかりませんが。

 

新年早々熱くなってしまいましたが、
こんな感じで今年もよろしくお願いします。
おやかましゅうございました。