オフライン
この間、マーケティングのカンファレンスに行ったのですが、
あるセッションで、
モデレーター(司会者みたいな役割)の人が見せた資料に、
どこかの店舗の写真が載っていて、「オフライン」と書かれていました。
オフライン、みなさんはどういうイメージがありますか?
La la la la la la la la la la…
それはオフコース。
インターネットが当たり前になってから、
オンラインショップとの対になる言葉として、
「オフライン」が使われるようになりました。
オンに対するオフ。
この言葉が200%拡大でわたしの目に飛び込んできて、
そうか、オフか…としみじみ思いました。
「リアル店舗」という言葉も、
インターネット上で展開される店舗が
一般的になってから言われ始めた言葉です。
だって昔はリアルもなにも、
店舗、と言ったら、現にその地面の上に立っている店舗しかなかったのですから。
インターネットは、わたしたちの生活も思考も、
そして言葉も変えました。
「オンライン」がベースになった今では、
リアル店舗はオフラインの産物であり、
オンラインとオフラインをどうつなげていくか、が
店舗経営の基本になっていくのです。
オンラインを完全に無視することはもはやできません。
オフラインでいく、という態度も、
オンラインは方法としてあるけれどもあえてオフラインでいく、
という決定の仕方になるでしょう。
今でこそ、
オフラインよりオンラインのほうが「後に出てきた」ことを憶えていられます。
でも、10年20年経った時も、同じように憶えていられるか、
あまり自信がありません。
便利になると、昔の不便さをすっかり忘れてしまうものです。
いま生きているこのオフラインの世界も、
いずれ過去になり、遺物となり、
未来のわたしオンラインに懐かしがられるかもしれません。
今年最後のコピペでした。
わたしも、みなさまも、良い年カモーンヌできますように。